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イラスト制作で使える「プライズフィギュア」の選び方!

絵を描くときに人間をちゃんと観察して描きましょう!ってよく言われますけど、写真集だと角度が合わなかったり、デッサン人形だと筋肉の表現がないし、ましてや生の人間にポーズをとってもらうのも難しいと思います。
そういうときにおすすめなのが、「プライズフィギュア」です。
ゲームセンターで獲るのは難しい場合もありますけど、中古屋さんで安くで買えて、いろんなポーズを手に入れられるメリットがあります。
今日は個人的に揃えているプライズフィギュアやその使い方、選び方をご紹介していきます。

プライズフィギュアが役立つ理由

絵を描くときにプライズフィギュアがどうして役立つのか、理由をいくつかまとめてみました。

アニメやゲームのバランスで作られている

まずアニメやゲームキャラの体型やバランスに合わせて立体物が作られているということです。
普通のモデルさんの写真とかだと顔がすごく小さいので、そのバランスで絵を描くと肩幅が広すぎたりする場合があります。ある程度、アニメやゲームキャラのバランスがあるので、それを把握しやすいです。

筋肉や贅肉の表現がそこそこできてる

ここはデッサン人形との大きな違いなんですが、筋肉や贅肉の表現がされているので、より美しいボディを描くことができます。
特に関節を曲げたときにできる肉の潰れなどはデッサン人形では表現できないので、こういうフィギュアを使うと描きやすいです。

机の上に置いて、いろんな角度から見られる

プライズフィギュアはよくある高価なフィギュアの半分くらいの大きさなので机の上に置いて眺めることができます。角度も変えてみられるし、手に持って確認することもできます。結構頑丈なので通常の使い方だと折れたりしないのもいいです。

いろんなポーズや体型を揃えやすい

価格が安く、数もそれなりに出回っているので、体型や髪型、ポーズなのでいろんなフィギュアを揃えられます。
いいフィギュアで色々揃えようと思うと1体2万円くらいなんですが、プライズだと安く獲れると数百円。中古でも安いと1000円くらいで手に入れることができます。

おすすめメーカー

プライズフィギュアはいろんなメーカーから出ているんですが、プライズ用にコストダウンする時にメーカーごとの特徴が出てきます。そこが絵を描く上で重要になることもあるので解説していきたいと思います。

コンパクトで顔までキレイ「タイトー」

タイトーはコンパクトなサイズなんですが、顔も可愛くボディーラインや筋肉表現もある程度できているので、絵を描ときの参考資料に使いやすいです。
個人的に好きなのは「Coreful」というシリーズで、人気キャラクターのアニメでは登場していない衣装を着たフィギュアが多くあります。同じキャラクターとサイズで衣装違いやポーズ違いを手に入れられるので、いろんなパーツだけ取り上げて絵を描く参考にもできますよ。

カラダの肉感表現が分かりやすい「バンダイ(バンプレスト)」

前はバンプレスト名義で販売されているものが多かったのですが、最近はバンダイロゴで販売されているフィギュアが多い印象です。。同じメーカーみたいなものなので、一緒にまとめてご紹介します。
ここの特長は肉感表現です。タイトーよりひとまわり大きいサイズのフィギュアが多く、顔はそこそこなんですが、ボディの筋肉や贅肉の表現がキレイです。ポーズもかなり個性的なものもあり、カラダや腕、足などの部分を取り上げて描くときの参考になります。
好きなシリーズは「EXQ」というもので、SAOやアイマスキャラのフィギュアのクオリティが高くで使えます。

ダイナミックなポーズがいい「一番くじ」

入手難易度がすごく高いんですが、アニメの人気が落ちたくらいのときにまとめて売りに出されていることが多いです。サイズがかなり小さくて細部の表現はそこそなんですが、顔が可愛くて置いておきたくなる魅力があります。

他のものだと水着やバニーなど露出多めの方が利用しやすいんですが、くじ系は格闘などダイナミックなポーズがあるのも魅力です。

さすがフィギュアメーカー「フリュー」

あんまり出回らないんですが、フィギュアメーカーらしいバランスのとれたものが多いです。水着でフリュー製があったら買っておいて間違いありません。

特に使う絵の部位

絵を描くときにはフィギュア全体を使うというよりも、描きにくい部分の把握に使うことが多いです。実際にプライズフィギュアを買う際にも、キャラクターより部位で選ぶことが多いですね。ここでは、特によく見るポイントを上げていきたいと思います。

脇が見える

実際に絵を描くときに難しいのが腕とボディの繋ぎ目の脇です。ボディ側に食い込んだジョイント部分に、骨や筋肉が絡んで独特の形状になっています。
ボディを上手く描く場合に重要な部分なので、ここは注目して見てから買います。
胸から腕に伸びる大胸筋や脇の窪みの表現をすると魅力的に見えるので、そこがキレイなものを選びます。

腕上げポーズ

引っ張られる大胸筋、上がる肩部分、首と腕の間隔など、腕上げポーズも描くのが難しいと思います。このフィギュアのように腕が上がっているポーズは珍しいのですごく参考になります。

腕曲げ・腕伸ばし

腕の形はいろいろあったほうがいいとは思うんですが、曲げているものと伸ばしているのもがあると便利です。伸ばしている方はボディのどの部分までの長さがあるかというスケールになります。また曲げている方は肘部分の肉の潰れがわかりやすく、描く際の参考になります。

大胸筋

胸から大胸筋の部分は、イラストではデフォルメされてかなり強調される傾向にあります。写真ではない表現が多いので、こういうフィギュアはすごく参考になります。

背中・肩甲骨

たまにしか描かないのに画力がいるのが背中です。腕の動きのと連動する肩甲骨、背骨のライン、お尻の位置など、バランスが崩れるとデフォルメしたイラストといえど違和感が出てしまいます。

水着のフィギュアはこの辺りをしっかり表現していますので、かなり使いやすいです。

お腹から鼠蹊部

肋骨とお腹の境目、腹筋から鼠蹊部まで、キャラクターの魅力が出る部分です。
上半身と下半身のジョイント部分でもあるので、いろんな形に変化するし、女性キャラクターの美しさを体現する部分でもあるかなと思います。
この部分も長さを間違えたり、形を間違えたりする部分ですので、こういうフィギュアは参考になります。

おすすめポーズ

ポーズ別でも色々と集めているんですが、特に役立ったポーズをいくつか上げておきます。このあたりのポーズを見つけたらすぐに買うのをおすすめします。

ぺったん座り

まず絶対あった方がいいポーズがぺったん座りです。
お腹の肉の重なり、足の肉の潰れ、関節の曲がり、腰からお尻のラインなど、デッサン人形では表現できない肉感表現がすごく参考になります。
ペッタン座りは女の子らしいかわいいポーズになるので、イラストでは描く頻度が多いです。ひとつ持っておくと役立ちます。

持っているのは振り返りポーズで、地面に手をついてもいるので、座った時の腕とボディのバランスの参考にもなります。

体育座り

お尻が潰れて、足とお腹の肉が潰れて食い込む体育座り、足の位置とか腰の高さを描くのが難しいです。
特に普通の立ちポーズとくらべて、奥行きを活かした構図になるので、カラダの各パーツの位置関係をしっかり把握しないと変なイラストになります。ひとつあると便利なポーズです。

座りポーズはお尻が四角くなって安定感を高めるものもあるんですが、これはちゃんとお尻の部分も表現されていて特殊なポーズの参考にも使えます。

四つん這い

腰の湾曲や手や足の位置、曲げ具合、奥行きなどが四つん這いのポーズも把握しにくいです。セクシーな表現では使いたくなるポーズなので、ひとつあると便利です。
このフィギュアはかなり小さめのものでしたが、なかなかないポーズなので買っておいたら意外に使えました。

前屈み

重力で胸が下がったり、腰や足を柔らかく曲げて前屈みになるポーズも描くと魅力的に見えます。
これも前後感が出るので、パーツの位置やバランスを重要になるので、立体物で確認できるとリアリティが出るようになります。

髪型

普通のロングやショート、ボブなどは描きやすいんですが、くくっている髪型はちょっと苦手です。まとめる場所や髪の流れなどを表現するのが苦手だからです。そんなときに参考になるフィギュアの髪型が2つあります。

ツインテール

初音ミクをはじめ、人気キャラクターに多い髪型がツインテールです。リアルな人間だと毛量が少ないので、初音ミクのようなダイナミックな髪の流れ表現ができません。前髪とツインテールに髪をまとめる髪の流れなども、フィギュアがあるとリアルな感じで描けます。

ポニーテール

ポーニーテールは後ろでまとめるだけなので、ツインテールよりは描きやすいんですが、イラストで描くキャラクターは毛量が多いのでリアルな写真があまり参考になりません。そういうときにポニーテールキャラのフィギュアがあると描きやすいです。

他にもサイドテールのキャラや三つ編み、巻き髪のキャラがあればほしいのですが、このあたりはプライズフィギュアでは滅多に出ないので、見つけたら買いたいと思っています。

おすすめの服装

基本はデッサン人形の補完に使うので、筋肉や脂肪が作り出すボディラインの美しさを参考にします。だから露出が多めのフィギュアが使いやすいです。
その中でも使いやすい服装のフィギュアが2つあります。

水着

水着は胸を寄せて上げてしているところ以外は、ナチュラルな肉感表現が見られるので、便利に使えます。水着のフィギュアを見つけたら買っておくといいでしょう。

水着は背中の露出が多めのものがあると、たまに描く背中の表現などを描くときにも参考になります。

バニー

水着よりも数が多くて、使いやすいのがバニーです。いろんな体型のキャラクターのバニーがあるし、水着に比べると露出が少ないですが、足や腕などはしっかり見られるので、ポーズでいいものがあれば買うと便利に使えます。

おすすめのキャラクター

数が多い「レム・ラムちゃん」

リゼロのレム・ラムちゃんは数がすごく多くて水着も色々あります。中古市場にも大量に出ていて、ポーズも豊富。ブックオフだとコーナーができるくらいあるので、選び放題です。

スタイルがいい「時崎狂三


なぜかプライズフィギュアが大量に出てているキャラです。ワタクシが好きな人多いんですね。
服を着ているものから露出が多いものまで幅広く出ていて、タイトーが作っているものは造形もいいです。もし狂三の水着があればゲットしてみてください。絵を描くときにすごく参考になります。

新しくておすすめなのが「リリエル」

最近のものでおすすめなのが、2.5次元の誘惑でヒロインのリリサがコスプレする「リリエル」というキャラクターです。露出多めの衣装も多いので、使いやすいし、ポーズも決めポーズっぽいものが多く使いやすいです。

個人的に使いやすいのはボディラインです。胸や肩の位置、ウエストライン、頭身のバランスなど、プライズフィギュアにしてはかなり美しく作られています。最近流行りの太ももがかっちりしているキャラなので、健康的なキャラ、例えばライザなんかを描くときにも使えます。

ボディラインを描くのが上手くなる

水着系を中心にプライズフィギュアをいくつか買いましたが、立体物を見ながら描くことで、かなりボディラインを描くのが上手くなりました。
特に最後に紹介したリリエルは、プライズの中では抜け出たボディラインの美しさがあります。ブックオフなどにフラッと行った際に、ぜひプライズフィギュアコーナーを見てみてください。
イラストを描く際にすごく役立つフィギュアが見つかるかもしれませんよ。

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