イラストを描いていると、どんな色味で描けばいいんだろうと悩むことがあります。例えば背景が単純でも色味をしっかりするだけで、季節感や世界観まで表現できるからです。
そんな色味に悩んだ時に参考資料として使うのが、ここでご紹介する「配色アイデア手帖」です。
絵全体の色味の統一感はこの本でほぼ解決できると思いますので、今日はこの本についてご紹介していきたいと思います。
いろんなデザインに使える配色アイデア
この本はよくデザイナーさんが持っているので、買って読んでみたんです。
デザインだけじゃなくて、絵や写真などを仕事や趣味にしている人には役立つと教科書的な本だと思いました。
店頭のPOPを自作する人にも役立つし、私のように趣味でイラストを描く人にも役立つ配色アイデアがいっぱい詰まっています。
雰囲気や世界観から選べる「127種類のレシピ)」
この本は見開きで、ひとつのレシピとして成立しています。
主に左ページに配色の世界観とそれを構成する色が表示されていて、右側が具体例になっています。
そんなレシピ(が127掲載されています。
テーマ名も「ガールズパーティ」「夏の行事」「白銀の世界」「アンティーク」など、季節感やテーマがわかりやすいので、自分が描きたいテーマにあった配色をすぐに見つけることができます。
色選びの失敗が防げる「3175の配色例」
各レシピには、そのテーマに合う色が9つ左ページに掲載されていて、右ページにはその組み合わせ配色が描かれています。
本屋さんで3色でデザインする本が売れてるみたいですが、この本が元祖。右ページに左ページの色を使った配色が載っていて、2色配色、3色配色の組み合わせパターンが載ってます。
さらに配色番号とRGBやCMYK両方の数値も描かれているので、クリスタやイラストレーターで素早くその色を作り出すことができます。
イラストもデザインも、色ひとつだけじゃなく組み合わせが難しいので、この本を参考に配色すれば失敗することがなくなります。
デザイン例や参考写真でわかりやすい
さらに左ページにはこの世界観を作り上げている色で構成したリアルな写真、右ページには実際にデザインに落とし込んだ作例や簡単なイラスト制作例が掲載されています。
単純な配色だけでなく、リアルな場面や作例があるので、自分の作品に取り入れやすくなります
。まだ自分のイラストはキャラが中心ですが、シンプルな背景を描く時なんかに、この配色パターンを使っています。
机に一冊置いておきたい色見本・配色帖
いろんな色だけでなく、配色や使用例まで載っている「配色アイデア帖」。
二次創作のキャラだけを描いているときはさほど必要ないですが、背景を描いたり、オリジナルの衣装を描いたりするときの色味選びにすごく参考になります。
迷った時にすごく役立つので、机の上に一冊あるとすごく助かる本。
皆さんもお絵描きのお供に、一冊いかがでしょうか。